いや~カッコいい!速い!しかもエコ!
このERA(Electric Race About)という電気自動車は、なんとフィンランドの大学生たちによって作られたそうです。
同じくフィンランドのノキアタイヤが開発したタイヤを装着して、氷の上での電気自動車最速レコードを叩き出しました。
世界新記録252.09kmをマークした大学生が作った電気自動車「ERA」
電気自動車のポテンシャルの高さは既に証明済みですが、バッテリーにとって気温の低さは最大の敵となります。が、フィンランドは北欧の国、ビックリするほど寒い環境の中で開発された電気自動車は、氷の上でもその性能を十分発揮することができるようです。
開発したのは応用科学のヘルシンキMetropolia大学の学生たち。すでにいくつかのレースで入賞していて、世界新記録を樹立したのは氷の上での電気自動車最速スピード。その最高速は驚きの260.06km/h!
ERAのスペック
- カーボンファイバーモノコックのシャシー
- ダブルウィッシュボーンサスペンション
- リチウム・チタン・セルバッテリー 容量32kWh
- 0-100km加速 ・・・ 6秒
- 重量 ・・・ 1,700kg
- ダイレクト4輪駆動(4モーター)
- トルク ・・・ 1,000Nm(ピーク時 3200Nm)
- 前後重量配分 43対57 さらに非常に低重心
- 装着タイヤ ・・・ Nokian Hakkapeliitta 7(ノキアタイヤ製市販タイヤ)
まぁ、いろいろとすごいんですが、氷上での最速レコードをたたき出した時に装着していたのは市販タイヤ!だそうです。ノキアといえば携帯電話ですが、ノキアタイヤとは元々同じ会社の別部門だったようです。
フィンランドは北部が北極圏に入っているとてつもなく寒い国なのですが、このノキアタイヤは冬用のタイヤを世界で初めて販売した会社でもあります。まさに寒さと氷を知り尽くしたタイヤメーカーということですね。
フィンランドの教育レベルは世界最高クラスと聞きますが、この車を開発した大学生たちもスゴイですね。日本の大学生は就活ばかり目立っているようで残念です。
電気自動車にはいまだに多くの課題が残っていますが、この大学生の作ったEVを見る限り未来は明るそうですね。