あなたの乗っている車は人にオススメできる車ですか?乗っていて魅力を感じる車はつい人に薦めたくなるのも当然です。
ところで魅力的な車とはどんな車でしょうか?
カッコいい、燃費が良い、スポーティである、運転しやすい、安全などいろいろあるでしょうが、このたび最も魅力度の高い自動車が実際の購入者へのアンケートで決定したようです。
車の魅力度ランキング総合1位はトヨタ「アルファード」
市販車を軽自動車・コンパクト・ミッド(ミドル)・ミニバンの4種類にクラス分けして、それぞれ魅力度に点数を付けてランキングにしています。
具体的には、新車購入後後2~9ヶ月のユーザーに対して、実際に所有している車を「外装」、「内装」、「収納とスペース」、「オーディオ/エンターテイメント/ナビゲーションシステム」、「シート」、「空調」、「運転性能」、「エンジン/トランスミッション」、「視認性と運転安全性」、「燃費」の10カテゴリーで採点しています。
※調査はJ.D. パワー アジア・パシフィックによるものです。
ミニバンクラス
アルファードは「内装」、「オーディオ/エンターテインメント/ナビゲーションシステム」、「シート」、「空調」のカテゴリーにおいて最高得点をマークし、総合ランキングにおいてもトップに立ちました。
ミッド(ミドル)クラス
ミドルサイズのクラスではフォルクスワーゲンのゴルフが1位にランクイン、「エンジン/トランスミッション」カテゴリーにおいて高得点をマークしています。
コンパクトクラス
コンパクトクラス第1位は日産の小型SUV ジュークがトップに。
フロントやサイドのスタイリングが高評価を受け、「外装」カテゴリーで全車種中最も高得点をマークしています。
軽自動車クラス
軽自動車クラスではスズキのラパンが「外装」「内装」「燃費」カテゴリーで平均点以上をマークしてランクトップに。
自動車の魅力度に最も影響を与えるのは外装
今回の調査で、自動車の購入動機に直結する魅力度に最も影響を与えたのは外装、つまりスタイリングだったそうです。
ツイッターやmixiなどのsnsを通じて簡単に情報を発信・共有できる現在、ユーザーやオーナーの推奨、つまりクチコミの重要性は以前にも増して大きくなっているようです。
自動車の魅力度は、その車の購入を決定する重要なポイントであり、購入後はクチコミされ更なる販売へと繋がります。更に、魅力度の高い車では、不具合を経験してもその車を人に薦める傾向は変わらないようです。
ユーザーは燃費の良さにプラスしてスタイリングの良さを求めている
自動車の購入時に省燃費性能は重要な判断材料ですが、それだけで消費者に選ばれるわけではないようです。一方で、新車購入を検討する際、燃費を重視したという声も7割以上を占めていることから、エコカーなのは当然の条件として、その上でスタイリングの良い車が求められているようです。
来年1月にトヨタが販売を開始するハイブリッドカー「アクア」は燃費40km/ℓで発売が楽しみですが、スタイリングはいかほどでしょうか?気になりますね。
今回の自動車魅力度調査でランクインした車は、やはりスタイリッシュな外装が共通しています。全体的にはミニバンに対する魅力度が高いようですね。
ただ、ランキングを見ていると車の価格に比例して魅力度が高くなる傾向があるように思います。次回調査では価格も車の魅力度の一部として採点してみてもいいのではないでしょうか?
出典: J.D. パワー アジア・パシフィック 2011年日本自動車商品魅力度(APEAL)調査SM