ちょうど1年前の今日、トヨタが軽自動車市場に参入するというニュースを受けて、その内の1車種はイースでしょ、と予想していたんですが、昨日のニュースでそれが正式発表され予想が現実になってちょっと驚いたと同時に、当然かという気もしています。
ヒット間違い無しの一台で軽自動車市場への足場を固めたいトヨタの思惑
が見え隠れしますが、トヨタブランドで軽自動車を売り出す以上、それなりのセールスを上げなければならないのは当然です。
トヨタににしてみればダイハツ「イース」の登場を待っていた、という感もあります。
ダイハツがイース発売予定の情報を発表してからしばらく経って、トヨタから軽自動車発売のニュースが出てきたところを見ても、トヨタ・ダイハツ間でイースについて何かしらの折衝があったように思えます。
トヨタが軽自動車市場に乗り込むにはダイハツ「イース」はまさにうってつけ、と考えたのではないでしょうか。
ハイブリッドカーのプリウスに匹敵する燃費を誇るイース
の登場によって、エコカー=ハイブリッドの方程式を崩される形となったトヨタは、省エネ志向の消費者をイースに持っていかれる可能性が高くなりました。
もちろん、プリウスとイースでは購買層も大きく異なるでしょうが、エコカー補助金も無くなった今、イースに対するアドバンテージがそれほどあるように思えません。
「エコカー=プリウス」から「エコカー=トヨタ」へがトヨタの狙い
ではないでしょうか?プリウスの潜在顧客をイースに持っていかれそうなら、イースを自社のラインナップに入れてしまえ、そんな思考が働いたとしても不思議ではありません。ダイハツはトヨタの連結子会社ですし。
ふと思ったのですが、イースのようなガソリンエンジン車がハイブリッドシステムを搭載したらどうなるのでしょうか?車重は重くなってもプリウス以上の燃費が簡単に叩き出せそうですが、そう考えるとプリウスとイースの2種類のエコカーをラインナップに持つことになるトヨタの真の狙いはプリウス×イースにあったりして。だとしたら恐ろしやトヨタ。