トヨタが軽自動車市場に参入するというニュースは各方面に多大な影響を与えるようで、自動車業界がにわかに騒がしくなってきましたね。
ところで、トヨタから発売される軽自動車はダイハツからのOEM供給ですが、投入が予定されている3車種のうち1車種がまだ明らかにされていませんよね。
私の予想ではその車種はトヨタの軽自動車市場参入の目玉商品としてダイハツの「イース」が企画されているはず、たぶん。
情報を求めてネットをさまよっていると先日私が予想した内容を裏付けるニュースを見つけました。
「ムーヴコンテ」と「ハイゼット」の09年の生産台数は計約17万台で、ダイハツ九州の生産の6割を占める主力車種。OEM供給する3車種目は11年中に決める。ダイハツの伊奈功一社長は会見後、ダイハツ九州で生産を予定している低燃費の新型車について「有力な候補の一つ」と発言。
トヨタ「軽」参入へ ダイハツ九州 生産車種供給 年6万台販売:西日本新聞
トヨタが軽自動車販売に踏み切ったからには他メーカーのようにあまりパッとしないOEM商品を販売するとは思えませんし、販売開始の時期と合わせて考えても「イース」に照準を合わせていると思います。
ただ、ダイハツの伊奈社長は「イース」のOEM供給については慎重な発言をしており、トヨタが親会社という強権を発揮できるかどうかで行方が左右されそうです。
ダイハツが来年発売する1リットル当たり30km走行の燃費性能をもつ『イース』については、同社の専売車種として投入するとの方針を示した。
【トヨタ・ダイハツ軽提携】伊奈ダイハツ社長「供給量は年6万台を超えない」:レスポンス
確かにダイハツとしては自社での販売のみでも十分大ヒットが期待できるイースをわざわざトヨタ自動車にシェアを分ける必要がないのも確かです。
というより、ダイハツとしてはトヨタブランドで渾身の新型車が売れるのは面白くないということもあるのかもしれません。OEMで提供することによりオリジナル商品のネームバリューが下がることも考えられますしね。
さぁ、どうなることやら今後の新たな動きに注目です!