パンクさせられたタイヤ

タイヤの空気圧をチェックしてくれるガソリンスタンド。便利な影に潜む罠!

ガソリンスタンドで給油中に店員から
「タイヤの空気圧が少ないみたいですけどよかったらチェックしておきましょうか?」
誰しも1度は聞いたことのあるフレーズではないでしょうか?
マイカーの異常やトラブルをいち早く発見できる頼もしい存在であるガソリンスタンド。
今回はそんな身近で便利なガソリンスタンドでの空気圧チェックに潜む罠のお話です。

タイヤの空気圧をチェックするのは単なるサービスではない

タイヤのパンク当然ですがガソリンスタンドでタイヤの空気圧をチェックしてくれるのは、完全なボランティアではなくタイヤの異常を発見しパンク修理、タイヤのローテーション、タイヤ販売などの収益につなげるのが目的です。
もちろん自分で空気圧をチェックしたりタイヤローテーションをしたりできない、一般的なドライバーの方にはとても便利なサービスですよね。ただし、ガソリンスタンドが何の見返りも期待せずに空気圧チェックをしてくれているなんて覚えておいてください。
タイヤはガソリンスタンドで売っているもののなかでは高額な部類の商品で、極端な安売りをすることもありますが、タイヤ代のほかに組み替え工賃、タイヤバランス調整料金、廃タイヤ処分料金などの付随料金が結構おいしい(スタンドにとっては)商品なのです。それだけにガソリンスタンドの店員は給油に来たお客さんのタイヤの状態には常に目を光らせています。
更に、世の中には売り上げのために手段を選ばないガソリンスタンド(店員)も存在しています。以下に実際に私が見聞きした手口を紹介しますので、悪質なスタンドの罠にはまらないように気をつけてください。

1.「タイヤの空気圧が少ないみたいですけどチェックしておきましょうか?」

ガソリンスタンドでは良く聞かれる言葉だと思いますが、この時点から既に罠は始まっています。
もちろん、タイヤの空気圧が心配なら点検してもらってもぜんぜん構いませんが、一つ注意してもらいたいことがあります。それは、
店員のすぐそばに立って空気圧のチェックを一緒に行うということです。決して店員一人に任せてはいけません。その理由は後で分かります。

2.「1本だけエアーがとても少ないタイヤがありました」

さぁ、いよいよ始まります、悪質店員のワンマンショー。
上の言葉に続く文句は
「パンクの可能性があるのでよろしければリフトで持ち上げて点検しましょうか?」
という感じでしょうか。本当にタイヤの空気が減っていてパンクの可能性がある場合はもちろん点検してもらいます。が!ここでも注意が必要です。
点検してもらうのは問題ありませんが、やはりすぐそばで店員の点検方法や仕草をあなたがチェックしておくのが大切です。

3.「タイヤを点検したところ、やはりパンクしていました」

パンクしていたら危険なので当然修理してもらいます。パンク修理自体はたいして難しいものではありませんが、技術の乏しい店員もいますのでここでもそばで修理の流れを見ておきましょう。
無事パンク修理が終わったら「店員が気が付いてくれて助かったよ」と一安心・・・ですか?本当に?
ここまでの流れをちょっと巻き戻して確認しましょう。

見た目で空気が減っていてもいなくても関係なしの店員

タイヤの空気圧が減っていると見て分かれば点検を勧めるのが店員の仕事ですが、中には見た感じ別にどうもないのに点検しようとしてくる店員もいます。そして実際には空気圧が減っていないのにお客さんに「エアーが減っているのでリフトで点検しましょうか?」と勧めます。
ここで、もし店員のすぐそばで一緒に空気圧チェックをしていれば、減ってもいない空気圧を減っているとはさすがの店員もなかなか言えないでしょう。

ピットインしてマイカーがリフトで上げられたら要注意!

お客さんの車をピットに入れてリフトで上げるというのはいわば、店員が自分の土俵にお客さんを引っ張り上げるということです。
こちらとしては相手の土俵に上がるわけですから、気を引き締めてかからなければ良いようにやられてしまいます。
ここでは、是が非でもピットの中に入れてもらって店員の一挙手一投足に目を配っておきます。スタンドや店員によっては危険だから、という理由でピットに入れてくれないこともあると思いますが、
「自分の車の下部を見てみたい」とか「車の下には絶対入らないから」とか理由を付けてピットに潜り込んでください。
そもそもタイヤのパンク箇所を見つけるくらい、リフトで車を上げないと発見できないようでは、スタンドマンとしては低レベルです(リフトで上げた状態のほうが点検しやすいのは間違いないといえば間違いないですが)。

本当にパンクしてた?たった今パンクしたんじゃないよね?

これが今回の記事で一番言いたかったことです。
店員が点検した結果、パンクしていたというそのタイヤが本当にパンクしていたのかどうか?が大いなる疑問です。
もっと分かりやすく言うと店員がわざとパンクさせる事があり得るということです。
「そんな馬鹿な!?」と思ったあなたはガソリンスタンドというところを甘く見すぎです。そして店員にとってはタイヤを故意にパンクさせる事なんて、風船に穴を開けるくらい簡単なことです。
タイヤがそんなに簡単にパンクするのか?ですが、とても簡単です。キリのような先の尖った工具はもちろん店員のネームの安全ピンでもパンクさせることができるほど意外に柔らかいのがタイヤです。だって素材がゴムだからね。
タイヤのトレッド部(道路に接地する部分)ならパンク修理ができるのでまだましですが、サイドウォール(タイヤ側面)に穴を開けられてしまうと修理で対応できないので、すなわちタイヤお買い上げとなるわけです。
サイドウォールに穴を開けないまでも、もともと磨耗していて交換が近いタイヤだったらタイヤの「パンク=タイヤ交換」につながる可能性も高くなります。その場で交換にいたらなくても100%に近い確立でパンク修理はゲットできることになるのです。

ガソリンスタンドで悪質な店員に騙されないために

ガソリンスタンドという身近な場所にも意外な罠が仕掛けられていることがお分かりいただけたでしょうか?
今回挙げた例は極端に悪質ですが、ありえない話ではないのです。
だからといって大抵は親切で良心的なスタンド(店員)でしょうから、一概にタイヤの空気圧チェックを拒否する事はありません。大切なのは既に書いたようにすぐそばで一緒に点検をする、店員一人にまかせっきりにしないことです。
そして怪しい店員がいるスタンドではたとえ点検だけとといえどもマイカーを任せないことです。
ガソリンスタンドはあなたが思っているほど親切で良心的なところではないかもしれませんよ。

2012.06.10 追記2
国民生活センターHPにてガソリンスタンドでのタイヤ交換についての相談事例がありましたので転載します。(去年の事例です)

質問:ガソリンスタンドで車の給油をしたところ「タイヤの交換が必要、このまま走ると危ない」と交換を勧められた。車のことはよくわからず不安なので、勧められるがまま交換してしまったが、本当にその必要があったのかどうか不明だ。

回答:ガソリンスタンドで給油した際に、「オイルやタイヤ、バッテリー交換等をしないと危険」と言われてその場で契約してしまったというトラブルが寄せられています。後日、自動車ディーラーに確認してもらったところ、その必要はなかったというケースもあるようです。交換や修理を勧められてもその必要があるのかどうかわからない場合は、その場で即断せず、日頃点検してもらっている自動車販売店や整備会社等に相談しましょう。

 なお、運転手は、日頃から自動車の整備・点検を行う義務があります。車の状態を把握しておきましょう。自動車についての基本的な知識を身につけておくことも必要です。

ガソリンスタンドで給油した際「このままでは危険」とタイヤの交換を迫られた_国民生活センター

2010.08.27 追記1
本記事コメントにてスタンド関係者の方から貴重なご意見を頂き、記事の内容があまりにも一方的だったと反省しています。
全国の善良なスタンドマンの方々申し訳ありませんでした。そしてごくわずかの悪質スタンドマンの方、この記事を読んで思い当たる節があるなら考えを改めてください。
更にこの記事を読んでくださった方、全国のスタンドマンの99.9%は暑い日も寒い日もお客様のために必死で頑張っている善良な人ばかりです。誤解を招くような記事になってしまい申し訳ありませんでした。

画像kevincole

「タイヤの空気圧をチェックしてくれるガソリンスタンド。便利な影に潜む罠!」への277件のフィードバック

  1. 危なく悪質な店員に騙されるところだった。

    横浜スタジアムから東京ドームへ車で移動中のこと。

    ガソリンを給油しにフルサービスのガソリンスタンドへ。

    給油中に女性店員が「タイヤの空気減ってる感じがするので空気圧点検しときましょうか?」

    自分できっちり点検してるし大丈夫なはずやけど、普段なら断るところを、東京まで来てるし、女性店員やし、一応見てもらっとこか、と思い、「じゃあ、お願いします」と答えた。

    すると男性店員が空気圧チェックし、報告に来た。
    「運転してて違和感感じなかったですか?一本だけ空気が減ってます」「10分程で点検出来るので店内でお待ち下さい」

    そんなわけないと半信半疑で点検してもらった。そしてピットに呼ばれた。

    わざわざリフトアップしてるし。怪しいと思った。

    前輪に刺されたような穴がある。「おそらくこの穴です」と店員は言う。

    俺「石鹸水持ってきて」と店員に言って、スプレー吹きかけて自分で点検すると漏れてない。漏れてないよと店員に教えると、「普段漏れてなくて走行中に漏れてると思います」

    そんなわけないやろ、と思い、「このままでいいですわ」と伝えると、

    「もう一つ気になったのですが、こちらのタイヤも何か刺さってます」

    アルミの小さな破片が刺さってる。自分で点検するから石鹸水のスプレーを借り、点検すると漏れてないので、そのことを伝える。

    「でも、走行中にどんどん奥まで刺さっていくのでパンクします」

    意地でもタイヤを購入させようとしてくる。

    俺「そんなわけないですよ、それに抜いたら貫通しないような短いやつかもしれないし、あ・・それに僕、整備士ですよ」

    このまま様子みるからいいと言って車を返してもらいました。

    パンクしてないタイヤを、パンクしてると騙してタイヤを売りつけようとされた。危ないとこだった。

    騙そうとしてた証拠がないから攻めなかったけど、完全に騙してた。悪質なガソリンスタンドだった。凄い親切な店員を装って。

    騙そうとしてなかったのであれば知識がなさすぎる。けど、知識がなさすぎるわけがない。完全に悪徳商法。

    大阪に戻って空気圧見たら減ってないし。

    でも、これ、知識が全くない一般人なら完全に騙されてタイヤ4本お買い上げになってたはず。

    インターネットで「ガソリンスタンド 空気圧 タイヤ 騙され」と入力して検索してみたら、結構この手法で騙されてる人が多いみたい。

    確信したのでキレてガソリンスタンドに電話しようと思ったけど、嫁が「証拠ないのに明らかに騙されててもなんにもならんと思うで」と言うので、それもそうかと・・・

    場所は・・・

    株式会社ENEOSフロンティア 神奈川第1支店
    Dr.Driveみなとみらい店
    神奈川県横浜市中区桜木町1-1-8

    要注意!!

    1. まさにマニュアル通りですね。
      餌食にならなくて良かった。
      会社ぐるみの詐欺行為は無くならない。
      大きい会社だから、中にはまともな社員もいるだろうけど、無くならないって事は、
      会社がまともな社員を無視してるとか、辞めさせてるとか、ろくな対応してないんだろうな。

      ちなみに
      ENEOSフロンティア神奈川第1支店は、
      2017年4月1日から神奈川第2支店と
      くっついて、ENEOSフロンティア南関東となります。
      何になろうがENEOSフロンティアではガソリン以外は買わない方がいい。
      ENEOSフロンティアで売ってる物は
      他の店でも売ってるからね。

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