ドリフトするスバル「インプレッサ」

横滑り防止装置(ESC)とは?今更聞けない自動車関連用語解説 Part-5

トヨタのSUV「レクサスGX460」が横滑り防止装置(ESC)に不具合があると指摘され販売一時中止になったそうですが、そもそも横滑り防止装置ってどんなものかご存知ですか?
トヨタもトラブル続きで横滑り状態ですが踏ん張って欲しいところですね。
余計なことはさておき、今回は今更人には聞けない自動車関連用語解説の第5弾「横滑り防止装置(ESC)」について解説します。

アクティブセーフティ(予防安全)を目的とした安全技術

自動車の安全技術にはアクティブセーフティとパッシブセーフティと呼ばれる2種類の考え方があります。
アクティブセーフティは衝突前に未然に事故を防ぐという観点から、またパッシブセーフティは衝突後に発生する衝撃などから自分や同乗者の安全を守るもので、シートベルトやエアバッグがそれにあたります。
横滑り防止装置は前者のアクティブセーフティに分類される安全技術です。

横滑り防止装置(ESC)の仕組み

ESCは急カーブや滑りやすい路面を走行中に車両の横滑りを検知し、コンピュータで各タイヤのブレーキを制御し車の姿勢を保ちます。と、同時にエンジンの出力も制御するのでタイヤに余計な回転力を与えるのを抑制します。
コンピュータがドライバーの意図した方向に車が進んでいるかを判断して向きを修正するそうです。すごいですね(笑)
同じアクティブセーフティの技術にABSがありますが、ABSはブレーキを踏んでから作動するのに比べESCは常に車の姿勢を監視・コントロールしていることになります。
つまりこの横滑り防止装置の大きな目的は、特に急カーブを旋回中に車がコントロール不能に陥るのを防ぐことで、事故を防止しようというものです。

分かりやすく言うとブレーキペダルが4つあるというイメージ

ブレーキペダルが4つあってそれぞれ状況に応じてコンピューターが自動で踏み分けているって感じでしょうか?こんな車に乗っていると下手なレーサーよりコーナリング時にスピンしなくなりそうですね。
トヨタ自動車のレクサスGX460はこの装置の不具合で急カーブを走行中に車が横滑りする可能性があるとして一時販売中止に踏み切りました。安全に関わる装置の不具合に関することなのでトヨタの判断は正解といえますが、こんな便利な装置が標準化してしまうと、急カーブを猛スピードで走ろうとする無茶な人も増えたりしそうで不安を感じますね。
ABSと同様あくまでもドライバーの補助的なシステムとして普段の運転は、自らの安全運転で事故を防止したいものですね。

各自動車メーカーの横滑り防止装置

自動車メーカーによって微妙に呼び方が違いますすが、基本的な構造はほとんど同じみたいです。主なメーカーでの呼称は以下のとおりです。

  • トヨタ ⇒ VSC (Vehicle Stability Control)
  • 日産 ⇒ VDC (Vehicle Dynamics Control)
  • ホンダ ⇒ VSA (Vehicle Stability Assist)
  • マツダ ⇒ DSC (Dynamic Stability Control)
  • 三菱 ⇒ ASC (Active Stability Control)
  • スバル ⇒ VDC (Vehicle Dynamics Control)
  • スズキ ⇒ ESP (Electronic Stability Program)
  • ダイハツ ⇒ DVS (Daihatsu Vehicle Stability control system)

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