円グラフ

ついに交通事故での死者数の過半数を高齢者が占めたという事実をご存知ですか?

高齢化社会だなんだと世間が騒ぎ始めてからどれくらいたったのでしょうか?

個人的には高齢化社会といわれてもイマイチ実感がわかないし、「そういえば街を歩くおじいちゃん・おばあちゃんが増えたなぁ」なんてことも特に感じないわけですが、統計という名のデータを見せ付けられると高齢化社会というか超高齢化社会への足音が確実に近づいていることを痛感します。

【統計】高齢者の人口、及び死者数の推移

人口(万人) 死者数(人)
65歳以上 全人口に対する
高齢者の構成率
65歳以上 全死者数に対する
高齢者の構成率
12年 2,201 17.3 3,166 34.9
13年 2,287 18.0 3,216 36.8
14年 2,363 18.5 3,144 37.8
15年 2,431 19.0 3,109 40.4
16年 2,488 19.5 3,046 41.4
17年 2,567 20.1 2,924 42.6
18年 2,660 20.8 2,809 44.2
19年 2,747 21.5 2,727 47.5
20年 2,822 22.1 2,499 48.5
21年 2,901 22.7 2,452 49.9
22年 2,946 23.1 2,450 50.4

交通事故での死者数は年々減少傾向にある中で死者数に対する高齢者の割合が年々増加しています。
ただ、全人口に対する高齢者の割合も年々増加していることから死者数の割合も比例して増えるのもある意味納得ですね。

ちょっと気になるのは死者数の伸び率のほうが高齢者人口の伸び率に比べて大きいことですが、このあたりに高齢者が交通弱者と位置づけられる理由がうかがえます。

超高齢化社会となる今後は更に交通事故での死者数に対する高齢者の数が増えていくことは予想できます。当然怪我の治療や後遺障害に対する慰謝料も増加していくでしょうから自賠責保険料が値上がりするのも致し方ないということですね。

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交通事故データ | 交通事故の発生件数や死亡者数に関するデータや統計。グラフ・表で全国の交通事情が分かる。

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