オーバーヒート

車を運転するなら覚えておくべき、路上トラブル対処法ベスト3

自動車を運転する上でこれだけは最低でも覚えておいたほうが良いと思う知識がいくつかあります。
最近は便利な世の中なので携帯さえ持ってれば夜中でも何とかなる場合が多いですが、それでも携帯の通じない山道でのトラブルが無いとは限りませんし、誰かに助けを求めてもすぐに駆けつけてくれるとは限りません。
やっぱり自分で対処できる簡単なことは、実際には出番が無くても知識として知っておくべきだと思いますし、何より車のトラブルに素早く対応できたら格好良いと思いません?
今回はそんな車の運転に欠かせない路上で起こりうるトラブル対処法ベスト3をご紹介します。

第1位、ブースターケーブルのつなぎ方

バッテリーにブースターケーブルをつなぐ
画像:sandy.redding
これだけは覚えておいて貰いたい知識No.1はブースターケーブルのつなぎ方です。
JAFの統計では1年を通じて最も多い車のトラブルはバッテリー上がりです。バッテリー上がりに気づくときというのはほとんどが駐車時にエンジンを掛けた時です。
困るのは出先の駐車場でバッテリーが上がった場合ですが、せっかく助けてくれる車が見つかってもケーブルをつなぐのにもたついていては相手に迷惑ですし、恥ずかしいですよね。
できれば車のトランクにはブースターケーブルを常備しておくと更にナイスです。友人などがバッテリー上がりで困っているときに素早く助けてあげるととても喜ばれますしね。
ブースターケーブルには正しいつなぎ方があります
気をつけて欲しいのはケーブルをつなぐ際に、ただバッテリーの+と+、-とーをつなげばいいというものではないことです。
この正しいケーブルのつなぎ方を詳しく解説している資料がありましたので紹介しておきます。
自動車用バッテリーのワンポイント知識:社団法人 電池工業会 注)PDF資料です。
この資料はブースターケーブルの正しいつなぎ方の解説というよりも、バッテリーの爆発事故を防止するための詳しい解説なんですが、そのあたりもとても参考になりますよ。ぜひ一度ご覧ください。

第2位、タイヤパンク時のスペアタイヤへの交換

スペアタイヤに交換
画像:Jon Whitton
こちらもブースターケーブルのつなぎ方と同様に是非とも覚えて欲しい知識の一つです。
タイヤのパンクはいつ起こるか全く予想できないものです。空気圧をマメにチェックしていても道路上に落ちている意外なものでも簡単にパンクしてしまうのがタイヤです。
釘などはもちろん交通事故後のガラスの破片などでもパンクする可能性があります。
自動車学校でもパンク時のタイヤ交換は実習したような覚えがありますが、やはり覚えておくべき知識として押さえておいてください。
タイヤ交換なんていつでも出来るさ、なんて思ってませんか?
タイヤがパンクしてスペアタイヤに交換するときに意外とありがちなのが、

  • スペアタイヤの収納場所が分からない
  • 工具が揃っていない
  • スペアタイヤに空気が入っていない
  • ジャッキアップポイントの場所が分からない

いざというときにあわてないように普段から車載工具などの点検はこまめにしておきましょう。
スペアタイヤの交換の仕方が分からないという人はこちらをご覧ください。
いざって時に役立つスペアタイヤ交換:ブリヂストン
いわずと知れたタイヤメーカーブリヂストンが解説しているスペアタイヤの交換法です。さすがに世界のブリヂストンだけあって他にもタイヤに関する役立つ情報が満載です。

第3位、オーバーヒート時の対処法

オーバーヒートした車
画像:chrissam42
最近では、路肩に止まってボンネットから白煙が出ている車なんてあまり見かけなくなった気がしますが、それでもいざエンジンがオーバーヒートしたときは対処法が分かっていてもあわてるものです。
オーバーヒートの場合は特に対処法が分かっているかどうかによって、エンジンに与えるダメージに雲泥の差が出ます。
一番良いのはもちろんヒートさせないことですが、マメに点検してても何らかのトラブルで起きないとは限りません。オーバーヒートに気付かずに走り続けていると最悪の場合エンジンが焼きついたり、深刻なダメージを与えかねません。
いかに早くオーバーヒートに気付くかがエンジンへのダメージを減らす最大のポイントです。常日頃から冷却水のチェックとメーターの水温計の針には気をつけることがとても重要です。
車がオーバーヒートしたときの対処法
①オーバーヒートに気付いたら(水温計の針が普段より上がってきたら)一刻も早く安全な場所に車を止めてエンジンを切る
②エンジンが冷えるまでしばらく待つ(勢い良く高温の水蒸気が出ている場合があるのでボンネットを開けるときは注意する
③エンジンが完全に冷えたらリザーバタンクの冷却水の量をチェックする(メインタンクのキャップは完全に冷えるまでは絶対に開けないこと
④冷却水の量が減っている場合はとりあえず水道水でもよいから補充する(メインタンク・リザーバタンクとも
⑤メインタンクのキャップをあけたままエンジンを掛けて水温計の針が適正か確認する。
⑥水温計の針が通常の位置から動かなければ走行可能(但し何らかのトラブルの可能性大なので要点検
以上がおおまかな対処法ですが、特に注意して欲しいことがあります。
それは、絶対に不用意にメインタンクのキャップを開けないことです。ラジエーターの中は加圧されて沸点の上がった冷却水が入っています。つまりオーバーヒート時には水の沸点(100℃)を超えた液体が入っている可能性があるということです。これだけは大変危険なので要注意です。
オーバーヒートの対処法は車に起きているトラブルの種類や、自走して帰るかどうかによって対処法が変わってきます。上に書いたのは一例ですので、また詳しくは別な記事にて紹介したいと思います。

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