自動車アセスメントをご存知ですか?
自動車アセスメントとは、自動車の安全性能を比較・評価する制度で、国土交通省と独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)というところがまとめています。
車選びの参考にもなるこの自動車アセスメントの平成21年度分の結果が、つい先日公表されましたが、それに伴ってNASVAから更にグランプリが発表になりましたのでご紹介します。
と、その前に自動車アセスメントとグランプリについて
独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)によると自動車アセスメントの目的は、
自動車ユーザーの安全な車選びをしやすい環境を整えるとともに、自動車メーカーのより安全な自動車の開発を促進することによって、安全な自動車の普及を促進しようとするもの。
自動車アセスメントとは:独立行政法人自動車事故対策機構(NASVA)
であるとしています。
つまり、
◆メーカー同士で安全性能を競わせて更に安心して乗れる車を作らせる
◆ユーザーにより安全な車を乗ってもらうための情報提供
その結果、安全で安心して乗れる車を普及させることができるわけですね。そのために各メーカーの自動車を比較・評価するのがNASVAの役割で、自動車アセスメントとして公表しています。
更にその比較・評価した自動車の中から特に優れた安全性能を備えた車を、グランプリとして表彰しているのが自動車アセスメントグランプリというわけです。
自動車アセスメント結果はこちら(PDF資料)
発表!平成21年度の最も安全な車はこれだ!
昨年販売された車の中で最も安全であるという評価を受けたのはスバルのレガシィでした。
スバルのWEBサイトにもそのことが大きくフィーチャーされています。
しかし、安全な車ということでもちろん良い車なんですが、私が気になったのはそれよりもデザインが格好良い!ってことです(笑)。特にヘッドライトのレンズのデザインはかなりイケてます。
それにしても最近のトレンドとしてホントにつり目のヘッドライトレンズって多いですね。このつり目レンズをデザインに取り入れたのは確か日産が最初だったような気がしますが、すっかり他のメーカーも真似しちゃってますね。
まぁ、良いものはどんどん取り入れるということでぜんぜんOKですが。
ちなみに上の画像はセダンタイプですが、NASVAでのテスト車両はワゴンだったみたいです。
2010.04.28 追記
自動車アセスメントの結果が公表されたばかりなのですが、現在政府が行っている事業仕分けのなかで、今回紹介した自動車アセスメントは厳しい評価を下されたようです。
自動車の安全性をユーザーが比較できる指標となるアセスメントは、メーカー同士の競争意識を高めるためにも必要だと思うのですが、残念な結果です。
ただ、すぐに廃止するという方向ではなく、コスト削減を進めて存続する可能性が高いそうなのでとりあえず一安心です。