プラスチックの車

プラスチックで車を作れたら?重さ半分で価格も燃費も半分に、そんな時代が来そうです

自動車の軽量化、それは開発者にとって永遠の課題とも言えるテーマだと思います。
同じ大きさのボディに同じ出力のエンジンを載せた場合、車の重量によって大きく運動性能、燃費などが変わってきます。言うまでも無く軽いほうがエンジンの負担は少なくて済むわけです。
車のボディは鋼鉄でできていますが、もしそれをプラスチックで作れたら?そんな夢のような話が現実になりそうです。

自動車の価格や燃費に革命が起こるかもしれない新技術

車の性能は確実に進歩していますが、車を飛躍的に軽量化する技術や素材の開発にはなかなか至っていないようです。少なくともこれまでは。
しかしこのたびプラスチックの強度を飛躍的に向上させる技術を広島大学が開発したそうです。

鉄鋼の2~5倍の強度を持つプラスチックのシートを開発したと、広島大の彦坂正道特任教授(高分子物理学)らのグループが19日、発表した。
鉄より強いプラスチックを開発 広島大グループ:47NEWS

この記事によると新開発のプラスチックは同じ重さの鋼鉄の2~5倍!の強度を持っていて通常のプラスチックと同等のコストで製造でき、リサイクルも容易だという。

このプラスチックで車を作ると製造コストが3分の1から4分の1に

なるそうです。コストが下がるということは当然、販売価格も同様に下がるはずですよね。仮に100万円の車が4分の1の値段になると25万円になる計算です。最新の3Dテレビより安いんですけど(笑)
25万円で新車が買えるとしたら・・・夢のような話ですが、もうすぐ現実のものとなるかもしれませんね。
もう車が高い買い物とは呼べなくなるかもしれません。
ただ安いからといって頻繁に車を買い替えることになると、環境にとってはマイナスになりそうです、贅沢な話ですが。

車体が軽くなることでランニングコストに多大な恩恵が

車体が軽くなれば燃費が向上するのは当然ですが、他にもいろいろ特典が付いてきます。
ぱっと思いついたのは消耗品などの寿命が飛躍的に伸びるということです。最も影響があるのがタイヤの寿命でしょうか?というか軽量化することによって車に使われている大部分の消耗品は著しく寿命が伸びるはずです。
そして、ハイブリッドカーでなくても軽量化による燃費の向上は現在のハイブリッドカーを軽くしのぐと思われます。

プラスチックのボディで電気自動車にも光明が

今年は電気自動車の本格的な市販化が始まる年になりそうですが、このプラスチックの開発によって更に普及が進むかもしれません。
現在の電気自動車は多くの課題を抱えています。その一つに航続距離がありますが、ボディの軽量化によってその航続距離が大幅に伸びるはずです。おまけに大幅なコスト削減と相まって電気自動車の価格が一気に下がることになります。
電気自動車にとってこれほど期待感のある技術はほかにないかもしれません。

素晴らしい技術ですが、素材がプラスティックということは・・・

これまで書いたように、とても素晴らしい新開発のプラスティックですが、一つだけ心配なことがあります。
それは、素材がプラスチックということで熱に弱いのでは?ということです。ご存知のとおりプラスチックといえばとても熱に弱い素材です。
いくら価格が安くて燃費が良くてタイヤが長持ちしても真夏の炎天下でボディが変形した、なんてことになっては困ります。
きっと、この辺の課題も相当研究されるでしょうから心配には及ばないかもしれませんね。
いずれにしても今後の更なる研究に期待がかかる分野といえそうです。

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