エコカー

エコカー補助金が終わった今、その他の優遇措置「エコカー減税(グリーン化税制)」をおさらいしておこう。

とうとうお祭りが終わりましたね。エコカー補助金祭りが。
打ち切りが発表されてからここ2ヶ月ほどは補助金残額が底をつくのがいつなのかが主な話題でしたが、先日9月8日をもって正式に終了となりましたね。

終わってみると思ったよりもあっけなかったな、という印象ですが良く考えてみれば私が予想した期限とわずか1日違いだったのでちょっとビックリです。もっとも私の予想は計算間違いなのでこれは単なる偶然ですけど。

ところで、エコカー補助金が終了した今、気になるのが残る優遇措置というわけで今回はエコカー減税についてのおさらいです。

「自動車税」「自動車重量税」「自動車取得税」の3つが減免されるのがエコカー減税

正しくはグリーン化税制というらしいですが、ようは環境に優しい車を買った人は自動車取得税を優遇しますよ、という内容です。

「自動車取得税」
平成21年4月1日~平成24年3月31日までの間に、新車登録・届出した場合にハイブリッド車なら全額免除、その他の自動車(軽自動車含む)は燃費基準の達成度によって50~75%の減税となります。

「自動車重量税」
平成21年4月1日~平成24年4月30日までの間に、新車登録及び初回の継続車検を受ける場合で、期間内1回のみ適用となります。こちらもハイブリッド車なら全額免除、その他の自動車については上の自動車取得税と同等の減税内容となっています。

「自動車税」
購入の翌年度に適用され、平成24年3月31日までの新車登録車が対象となります。軽自動車は対象外で燃費基準の達成度によって適用されるかどうかが分かれます。

エコカー減税の適用には「排出ガス」「燃費」2つの基準を満たす必要あり

上記で説明した3つの優遇措置を受けるためには購入する車が一定の環境基準を満たして無ければいけませんが、わかりやすくステッカーで区分してあります。

平成17年度排出ガス基準75%低減レベル
平成17年度排出ガス基準75%低減レベルステッカー自動車の排気ガスに含まれる有害物質が最新の規制値よりどのくらい削減されているか示すもの。
このうちエコカー減税の対象となるのが排出ガスを75%低減している自動車で青いステッカーに4つ星がついているステッカーが目印

平成22年度燃費基準+〇〇%達成車
平成22年度燃費基準+25%達成車ステッカーガソリン自動車の燃費向上のために2010年までに達成すべき目標基準値に対する達成度を表したもの。
エコカー減税の対象となるのは燃費基準+15%以上達成の自動車で、15%・20%達成車と25%達成車とで「自動車税」「自動車重量税」「自動車取得税」にかかる税率に差があります。

一体いくら減税されるのかモデルケースで説明 トヨタ「アリオン」の場合

トヨタ「アリオン」

トヨタ「アリオン」

画像 Mytho88

では具体的にどれくらい減税されるのかトヨタのアリオンをモデルにシミュレーションしたのがこちらです。
車種 : トヨタ「アリオン」
グレード : A15“G パッケージ”
メーカー希望小売価格 : 1,800,000円
排ガス : 平成17年度排出ガス基準75%低減レベル
燃費 : 平成22年度燃費基準+25%達成


購入時の自動車取得税 : 77,100円 ⇒ 19,275円 57,825円お得! 
購入時の自動車重量税 : 45,000円 ⇒ 11,200円 33,800円お得!
登録1年後の自動車税  : 34,500円 ⇒ 17,000円 17,500円お得!

新車購入時から1年後までの減税額合計 : 109,125円のお得!

こうしてみるとエコカー補助金がなくなったといってもまだ十分にお得ですね。
しかし自動車取得税の減税額を計算するためにトヨタの公式HPを参考にしたのですが、どうしても「A15“G パッケージ”」の計算が食い違って困りました。

私の使った計算式はこちらです。
減税後の自動車取得税=メーカー希望小売価格(税抜き)×90%×5%(自動車取得税)×25%(減税適用の税率) ※1000円未満切捨て

エコカー補助金が終了して、次なる優遇措置の登場が待ち遠しいですが一体どうなることやら。
ただ、次の補助金まで待てないという方はエコカー減税を最大限適用できるような車種を選びたいですね。ハイブリッドカーなら間違いないですが、普通のガソリン車なら上の2つのステッカーを目印に車選びをしてみてください。

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