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レシプロエンジンとは?

レシプロエンジンとは?今更聞けない自動車関連用語解説 Part-6

今更聞けない自動車関連用語を解説するこのシリーズ、かなり間が空いてしまいましたが6回目となる今回はレシプロエンジンについてです。

自動車で使われているエンジンはガソリン・ディーゼルの使用燃料に関係なくレシプロエンジンが主流です。現在道路を走っている車のエンジン形式はほぼレシプロエンジンと言っていいでしょう。

4ストロークエンジンの仕組み

ここではレシプロ型のエンジンで最も一般的な4ストローク式のレシプロエンジンについて解説します。

4ストロークエンジンのモデル

4ストロークエンジン

画像:UtzOnBike

左の図が4ストロークエンジンを見事に再現したモデル図です。燃料が爆発した勢いでピストンが押し下げられ下部のクランクが回転している様子が良く分かります。

4ストロークという名前はエンジンが4つの行程を経て1サイクルが完了するところから付いたものです。4つの行程を詳しく書くと、

1.吸入行程: ピストンが下がり混合気(燃料を含んだ空気)をシリンダ内に吸い込む行程。

2.圧縮行程: ピストンが上死点まで上がり混合気を圧縮する行程。

3.爆発行程: 着火された混合気の爆発によりピストンが下死点まで押し下げられる行程。

4.排気行程: 慣性によりピストンが上がり燃焼ガスをシリンダ外に押し出す行程。

このモデルからも分かるとおりガソリンなど燃料が爆発した際の燃焼エネルギーは、ピストンを直線的に動かしています、いわゆるピストンの往復運動です。
更にタイヤを回転させるためにはどこかで円運動に変換しなければいけませんが、ピストンと繋がっているクランクがその役目を果たしているわけです。

燃料が爆発した際の熱エネルギーがピストンの往復運動に使われ、その後クランクによって回転運動に変換されることから若干のロスが生じるという宿命を背負っています。

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