恥ずかしくて今更人には聞けない自動車関連の用語を解説するこのシリーズ。第4回目となる今回は最近すっかりおなじみとなったHIDライト(ディスチャージヘッドランプ)についてです。
HIDライトはキセノンヘッドライトとも呼ばれ車のヘッドライト用として従来から使われていたハロゲンヘッドランプ(白熱電球)に代わって登場したいわゆるヘッドライトの種類です。
青白い光でやたらと明るいヘッドライトと言えばイメージできるのではないでしょうか?HIDランプが世に出てからしばらくはかなり高価なものと言う印象で一部のハイグレードな車種用という感じでしたが、最近では軽自動車でもグレードによってはHIDランプを装備していたりするので、かなり身近な存在になりました。
発光の仕組み
HIDライト(ディスチャージヘッドランプ)はバルブ内にキセノンガスや水銀、ヨウ化金属を封入してあり電極と電極のスパーク(放電)で発光します。いわゆる家庭用の蛍光灯と似たような仕組みで点灯直後は青白くその後徐々に白い光へと変化していきます。
HIDライト(ディスチャージヘッドランプ)の特徴
HIDバルブはハロゲンランプに比べて明るく、消費電力も少ない、また消費電力が少ないことにより発熱も抑えられています。
更にハロゲンランプと大きく違うのがバルブにフィラメントを使っていないことです。そのため振動や劣化による断線の可能性がないため寿命が長くなります。
明るすぎに注意!後付けのHIDには光軸調整が必須
最近では後付のHIDランプキットの値段も下がってきた(数千円~1万円位)ので、ハロゲン使用の車をHIDランプに変更している人も多くなりました。
ただハロゲンランプをHIDバルブへと変更した場合は光軸調整を行わないと、光が上向きになりすぎたりして他車への迷惑になりかねませんので注意が必要です。