年末年始は思わぬ大雪に見舞われ、さぞかし全国各地で交通事故も相次いだかと思いきや、事故での死者数は統計を取り始めた昭和45年以来最低の数字となったようで少し驚きました。
しかしよく考えてみれば私自身大晦日と元旦は家から1歩も外に出ませんでしたし、多くの人が年末年始を家で過ごしたということなのかもしれません。

交通事故が急増してもおかしくない年末年始に、死亡事故発生数が抑制されたのは意外にも事故を誘発しそうな大雪のおかげという結果になったようですね。

ところで、その年末年始の全国の交通事故の発生状況が警察庁より発表されていたのでまとめておきます。

統計開始以来最低の死者数となった年末年始の全国交通事故状況

以下は平成22年12月29日～平成23年1月3日の6日間の都道府県別交通事故発生件数と負傷者・死者数です。

地域別事故発生状況

こちらは地域別にまとめた一覧表です。

発生件数・負傷者は増加、減少したのは死者数のみ

まとめてみて分かりましたが、事故の発生件数自体は増加しているんですね。
ということはやはり大雪の影響で事故は確実に増えてはいたということでしょうか。その一方で死者数が減少したということは、これもやはり大雪のせいで道路を走行するドライバーが速度を控えて運転していた結果、重大事故の発生率が抑えられたということになるのかもしれません。

いずれにしても大雪など車の運転が普段通りにできないような道路状況のときは、おとなしくコタツでミカンやお餅でも食べながらテレビを見るのが一番ですね。