いかに生態系の頂点に君臨しようとも人間の基本的な性能は数千年の昔からあまり進化してませんよね。完璧な人っていうのも世の中にはいるかもしれませんが、そんな人ばかりではありません。
そんな不完全な人間が運転する自動車もよくよく考えてみれば危なっかしい乗り物ですよね。人間は疲れもすれば目の錯覚というものもあります。ぼーっとして曲がるところを間違えたりというのは割りと良くあります。
ちなみに日本で起きる自動車事故のうち3分の1は歩行者との接触事故だそうです。自動車の事故というのはほんとに無くならないものなんですね。

誰だってぶつかる前に止まりたい。そんな夢のような車にもうすぐ乗れるかもしれない

人間の性能には限界がある。だけど車の性能はまだまだ進化の途上らしいです。歩行者に接触する前に止まってしまう車をボルボ・カーズが開発しました。

なんでも時速35Km以下での走行時に歩行者をレーダーとカメラで認識して、運転手が減速などの回避行動に移らない場合、衝突寸前に自動でブレーキをかけ止まってくれるというものらしいです。
この車に乗ればもはやこちらの過失による歩行者との接触事故は起こらなくなるのでは？と思ってしまいますが、それはあくまで時速３５Km以下でのこと。通常そんなスピードで走ることって意外と少ないような気がします。

時速36Kmだとぶつかっちゃうのかな？メーターの誤差はどうするの？

こんなことを考えてしまう私は相当ひねくれていますね。＾＾；
ボルボ・カーズ・ジャパンの広報によると「このシステムはあくまで万が一のときのもの、運転者が安全義務を負い、いつも注意して運転するのが大前提」
そりゃそうだ、ごもっともです。

歩行者じゃなくて障害物もよけてくれるの？どうなの？

その辺のところは詳細には発表されていないようですが、報道を見る限りあくまで歩行者を認識して働くシステムみたいですね。障害物まで感知してくれれば事故も相当減りそうですが、良く考えると街中障害物だらけの世の中、そのたびに勝手に止まられてはまともに走ることは不可能ですね。

ところでVOLVOがスウェーデンのメーカーだって知ってました？

私はボルボってなぜかドイツ車だと勝手に思い込んでいました。あのごつくて無骨な感じのスタイルからなんとなくドイツをイメージしてたんですが、北欧の自動車メーカーだったんですね。
しかしさすがは社会保障先進国のスウェーデン、中学校で習った「ゆりかごから墓場まで」ってスウェーデンのことでしたっけ？自動車メーカーも安全や安心して乗れる車作りに真剣に取り組んでいるんでしょうね。

日本登場は来年春らしいです

この安全を追求したボルボの新型車はS60というシリーズということですが、ボルボのカーラインナップで言えばS40とS80の中間という感じでしょうか？
価格などは発表されていないようですが、メーカーカタログからS40～S80の中間と予想して大体400万～500万円といった価格帯になりそうですね。やはり結構なお値段がしますが、安全をお金で買うと思ったら安いものかもしれませんね。

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