リコールとは自動車に限った言葉ではありませんが、基本的には欠陥商品をメーカーが無料で修理をする制度の事です。道路運送車両法では自動車の構造、装置又は性能が保安基準に適合していないおそれがある場合に臨時検査を受けるべき、と規定しています。逆に言うと保安基準に無関係な部分の欠陥などはリコール対象とはならないということのようです。
(以下Wikipediaより抜粋)
自動車におけるリコールとは、設計や製造段階を原因とする不具合が特定の自動車(自動二輪車を含む)および原動機付自転車に発見された場合、道路運送車両法第63条の3に基づき、メーカーや輸入業者が国土交通大臣へその旨をあらかじめ届け出て、該当する製品を無料で修理をする制度のこと
リコール (自動車)出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「リコールとは?」今更聞けない自動車関連用語解説 Part-1
「自分の車がリコール対象車?知らなかったんだけど」
という方は沢山いるのではないでしょうか?
リコール対象車を所有している人には自動車メーカーからリコール対象となっている旨の通知が送付されることになっていますが、中古で購入した車などオーナーチェンジしている場合にはメーカーが情報を把握できてない場合があります。
大規模なリコールや深刻な欠陥・不具合の場合は新聞、テレビCMなどで告知もされるでしょうが、報道されないことも多いようなので注意が必要です。
リコール隠しとは?
リコール隠しとは読んで字のごとくリコールすべき欠陥や不具合を把握しながら隠蔽し、国土交通大臣に届け出ず必要な修理・交換の責任から逃れようとする悪質な行為です。
数年前に大問題となったので覚えている方も多いでしょうが、三菱自動車や三菱ふそうのリコール隠しではその社会的影響の大きさから企業倫理・モラルを問う声が高まりました。
走ってる車のタイヤが外れるなんてコントじゃあるまいしシャレになりません。特にでかいトラックのタイヤが外れて猛スピードで転がってきたら・・・考えただけでも恐ろしい。大体三菱というメーカーはガソリンスタンド勤務時代から良いイメージを持ったことがありません。ただランエボだけは一度乗ってみたい気がしますが(笑)
自分の車がリコール対象車かどうかを調べる方法
手っ取り早いのは車検証片手にメーカーに直接問い合わせる方法ですが、電話代がもったいないという方は下記サイトをどうぞ
自動車のリコール・不具合情報:国土交通省
国産自動車メーカーのリコール情報
- リコール等情報:トヨタ自動車
- リコール情報:HONDAホンダ
- リコール関連情報:日産自動車
- リコール等情報:ダイハツ
- リコール等の重要なお知らせ:三菱自動車
- リコール等情報:スズキ自動車
- リコール情報:MAZDAマツダ自動車
- リコール・改善対策情報:SUBARUスバル自動車
主要外車メーカーのリコール情報
上記掲載メーカーの中でサイトのトップページから一目でわかる範囲にリコール情報ページへのリンクがなかったのは、メルセデス・ベンツとBMWの2社だけでした。一応トップページのドロップダウンメニューに該当ページへのリンクがありましたが、探すのに少し手間がかかったりサイト内検索を使ったりしたので不親切な印象です。
国産自動車のメーカーは全てサイトのトップページにリコール情報ページへのリンクがありましたので(可視範囲内)妙に安心しました。
2010.3.15 情報追加
最近トヨタの公式サイトトップページがマイナーチェンジしていました。いつから変わったのか詳しくは分かりませんが公式HPのトップページにリコール情報のバナーが設置されています。
私の知る限り自動車メーカーの公式サイトトップページにリコール情報へのリンクが大きなバナーで貼られるのはトヨタ自動車が初めてではないでしょうか?
リコール情報はメーカーにとっては大きなイメージダウンの要因となりますが、その情報を積極的に公開するのはユーザーにとっては安心できるメーカーといえると思います。少なくともリコール情報へのリンクが見つけづらいとか、そもそもリンクがないとかいう自動車メーカーよりはよっぽどましといえると思います。それほど一連のリコール・不具合騒動がトヨタにとって大きなショックだったのでしょう。
自分の所有車がリコール対象車だったときにすべきこと
すぐに最寄のディーラーへ駆けつけてください。(笑)
命を預ける車に欠陥などあっては困りますが、やはり人間の作った物に完璧なんてありませんので普段からリコール情報などにアンテナを張って、自分の車が対象になっていないか気をつけておいたほうがいいと思います。
そして各自動車メーカーにはリコールの必要がないような車作り、もしくは素早い周知・告知で注意を促すなど常に安全安心で車を運転できるような仕事をして欲しいものです。