日産「リーフ」

日産のEV「リーフ」がマイナーチェンジ。航続距離が14%アップの他、廉価グレードの追加で100%電気自動車が買いやすくなった。

日産は電気自動車「リーフ」をマイナーチェンジして発売を開始しました。

今回のマイナーチェンジでは従来モデルの最大のネックだった航続距離を14%向上させた他、価格の安いグレードを追加することで購入しやすくなりました。

主な変更点

  • 17インチアルミホイールを採用(Gグレード)
  • オートレベライザー付LEDヘッドランプを採用(Gグレードに標準)
  • 3つの新色「ダークメタルグレー(M)」「ブリリアントホワイトパール(3P)」「ホワイト」を追加
  • 内装色をブラックに
  • 充電器を小型化してフロント部に移動することで荷室容量を拡大
  • マルチファンクションディスプレイ内に、バッテリー残量をパーセントで表示する機能を追加
  • 足踏み式パーキングブレーキの採用
  • モーター・インバーター・DC/DCコンバーターなどの高電圧ユニットを一体化することで容量・重量のサイズダウンを実現
  • 新設計モーター採用でレスポンス・加速感の向上
  • 車両重量を80Kg軽量化
  • 回生ブレーキシステムの制御を変更し、更に高効率に
  • 「立ち寄り充電スポット案内」「省エネルート案内機能追加」「到着時のバッテリー残量予測」の機能を追加
  • 「新規充電スポット検索」「満空情報提供」「急速充電機器設置スポット表示」「充電スポットの営業時間外表示」の機能を拡充

など、細かい仕様変更が多数あります。

航続距離が従来型200kmに対してマイナーチェンジ後228Kmに!

なんといっても今回のマイナーチェンジで最大のポイントとなるのが、やはり従来より14%伸びた航続距離になるかと思います。従来モデルの航続距離200Kmに対してマイナーチェンジ後は228Kmと結構な差がついています。

28Kmあれば出先で充電切れ間近となったときでも最寄の充電ステーションにたどり着くことも容易になるし、なにより安心感が段違いですね。

いまだに電気自動車が爆発的普及に至らない理由となっている、航続距離の問題と充電場所などインフラ整備の遅れを考えると、今回の航続距離が14%もアップしたことは大きなトピックと言えます。

価格・グレード

※今回追加された廉価グレードは(S)

グレード 価格(税込み)
G 4,133,850円
X 3,757,950円
S 3,349,500円

廉価グレードといっても300万円を超える価格は安いとは言い難いですね。トヨタ「プリウス」の最上級グレードとほぼ同価格という値段です。

ただし、リーフの場合は購入時に最大78万円の購入補助金がありますのでそれまで含めると購買意欲が沸くかも。でもでも、個人的な希望として航続距離はせめて300Kmくらいにはなってほしいのと、充電スタンドが今現在の倍程度、充電時間は今の半分程度ってくらいになってくれないとなかなか手を出す気にはなれません。

いつか道路に送電線が埋設されて電磁波での充電が走行しながら可能になったら購入を考えたいと思います。

関連リンク
日産リーフWebカタログ
ニュースリリース

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