ガソリンスタンド1SS当りの自動車保有台数(西日本)

【都道府県別】ガソリンスタンド1SS当りの自動車保有台数

ガソリンスタンドのサービスステーションは年々減少し続けており、その傾向には歯止めがかかる様子がありません。

需給のバランスから考えて給油所の数が増えすぎたのかもしれませんし、現在のSS数減少傾向は天秤の釣り合う位置に落ち着こうとしているようにも見えます。

もちろんガソリンスタンドの多い県、少ない県があるわけですが、単にSS数を比較するだけではその数が需要に対して多いか少ないかはわかりません。そこで都道府県別の自動車保有台数(需要)と、その県のSS数(供給)からガソリンスタンド1ヶ所当りの平均的な自動車保有台数をグラフ化してみました。

自動車台数に対してガソリンスタンドの多い県少ない県

下の図は都道府県別の自動車保有台数を、その県にあるガソリンスタンドの数で割ったものをグラフ化したものです。

グラフが長い県はスタンド数に対して自動車の台数が多く、短い県はスタンド数に対して自動車の台数が少ないということになります。

ガソリンスタンド1SS当りの自動車保有台数(西日本)
ガソリンスタンド1SS当りの自動車保有台数(西日本)
ガソリンスタンド1SS当りの自動車保有台数(東日本)
ガソリンスタンド1SS当りの自動車保有台数(東日本)

グラフの長い県はライバル店が少なく、逆にグラフが短い県はライバル店が多い県と見ることができます。これを見る限り大都市と地方都市とで差が出ているようです。

人口密集地だから、ある程度の敷地面積が必要なガソリンスタンドが増えないだけなのかもしれませんが、大都市のほうが効率よく集客できそうです。
一方で、1店舗当りの自動車台数が少ないからといって、その地域での出店が失敗とは限りません。少ない台数でも独占できれば商売としては成功だからです。

ただ、このデータを客観的に見る限り、やはり”自動車の保有台数に対してガソリンスタンドの数が多すぎる場所”での営業というのは、少ない椅子を取り合うようなもので難しそうですね。

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