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エコカー補助金の9月終了が正式決定、メーカー独自のキャンペーンを始めるところも。

リーマンショックからようやく立ち直りつつある日本経済に元気を取り戻す起爆剤の一つとなったエコカー補助金ですが、残念ながら期間延長はせず予定通り9月末をもって終了することが正式に決まりましたね。

予算にはまだ若干の余裕があるようですが、補助金の支給を受けるには期限内(9月末まで)に新車登録を終えて、10月29日までに申請をする必要があるのでプリウスのような人気車種だと補助金の需給はほぼ絶望的な状況になっています。

期間を延長して継続するのでは?との見方もありましたが、それはどうやら儚い期待だったようですね。

新車販売台数にブレーキが

各自動車メーカーでは補助金終了後の新車販売台数が相当程度落ち込むと予想しているらしく、製造工程では減産もやむなしという感じみたいです。

補助金終了に向けて最後の取り込みに必死なメーカーは、通常連休となっているお盆休みを返上して営業を続ける予定ですが、人気車種は申請手続きまでに必要な時間的余裕がなくなってきているのでどれほどの効果があるのやら。

今のところエコカー補助金に替わるメーカー独自のキャンペーンを実施しているのはスバルくらいですが、その他のメーカーの動向も気になります。

トヨタ自動車では販売台数の落ち込みに対応するため、全国の販売店に対して1台販売ごとに5万円のインセンティブを支給することにしたようです。それを販売店が補助金代わりに顧客に還元するのか、販売店がそのまま受け取るのかはまだ分かりませんが最大手のトヨタでも補助金終了後の対策に追われているようです。

補助金終了はある意味当然か

エコカーを購入することに対して補助金を支給するのが今回の補助金でしたが、考えてみれば現在販売中の新車、そしてこれから販売される新車のほとんどはエコカーなわけで、エコカーが特別扱いされる理由がなくなってきたのも事実です。

景気浮揚策としても一定の成果があったのと、エコカーの普及にも一役買った結果、世の中気付けばエコカーだらけとなったわけですからその役目が終了するのもやむを得ないのかもしれませんね。

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