先日、調査・コンサルティング会社のJ.D. パワー アジア・パシフィックが2010年の自動車セールス満足度の調査結果を発表しました。
この調査は新車を購入した顧客の販売店に対する顧客満足度を総合的に計るもので、「セールス担当者」「購入条件」「営業体制」「店舗施設」「商品展示」の5つの要因にポイントをつけて総合得点を争います。
ラパンが軽自動車の初期品質1位に輝いたスズキのセールス満足度はどうだったんでしょう?
レクサスがトップですが、他の国産メーカーは軒並み低調
ランキングは以下の通りです。
順位 | メーカー | 得点(1000点満点) |
---|---|---|
1位 | レクサス | 717 |
2位 | BMW | 674 |
3位 | アウディ | 656 |
4位 | フォルクスワーゲン | 634 |
5位 | メルセデス・ベンツ | 632 |
6位 | 日産 | 628 |
7位 | マツダ | 619 |
8位 | ホンダ | 612 |
9位 | スバル | 610 |
10位 | 三菱 | 608 |
11位 | トヨタ | 601 |
12位 | ダイハツ | 595 |
13位 | スズキ | 562 |
1位のレクサスはさすが高級車ブランドといった感じですが、2位から5位までずらりと輸入車メーカーが並んでいます。
いずれも高級ブランドと言っていいと思いますが、販売店に訪れた顧客に対するケアもやはり一流みたいですね。
残念なのは一般的な乗用車を売っている国産メーカーが上位に食い込めなかったことです。
レクサスはトヨタ系列と言っても大衆車とは一線を画すブランドですし、唯一日産自動車がメルセデス・ベンツに4ポイント差と肉薄していますが、全体的に国産メーカーどうした?というところですね。
天下のトヨタはどうなの?とランキングの下の方にいました。販売台数では他を圧倒するトヨタですが、その分顧客一人ひとりに対する対応が散漫になったのでしょうか?
更に軽自動車市場の巨人「スズキ」が最下位なのは少し驚きました。最近は販売台数でダイハツにやられぎみなのも少し納得。と思ったらすぐ上にダイハツが(笑)
エコカー補助金が終了した今、顧客獲得に大きな影響を与えるのは顧客に対するきめ細かい対応です。補助金があったときは売り手市場だったかもしれませんが、本来の買い手市場に戻るのでしょう。
出展(J.D. パワーアジア・パシフィック2010年日本自動車セールス満足度調査SM)