整備士

KUREのオイル添加剤をエンジンに注入!

カー用品使用レビュー No.1

私の使っているカー用品やケミカル類の使用感や感想をレビューするシリーズを始めました。
記念すべき第1回目は、新車から10年以上走行距離11万キロを突破して最近すっかりお疲れ気味のマイカー「ダイハツ・ムーブカスタム」君のオイル交換を兼ねて、クレ5-56でおなじみの「呉工業」のオイル添加剤を使ってみようと思います。
KUREといえば潤滑剤のクレ5-56が有名ですが、オイル添加剤のようなケミカルも販売しています。今回使用するのは「オイルシステム 多走行車用」という走行距離5万キロ以上の車が対象の添加剤です。

KUREのエンジンオイル添加剤「オイルシステム 多走行車用」

KUREオイル添加剤近くのホームセンターで¥900ほどの安い添加剤ですが、箱の説明書きによると
◆多走行車に起きやすい、汚れが原因となるピストンリングの「こう着(粘りつき)」による動作不良や、劣化したオイルシールによって起こるオイル消費を低減しエンジンコンディションを改善する、多走行車用エンジンオイル添加剤です。

  • ピストンリングの汚れを落として、動作不良を解消
  • エンジン内の汚れを落として、再付着防止
  • シリンダー内の圧縮力を高め、パワーを回復
  • シール性能を復活させて、オイル消費を低減

とあります。
こいつを私のくたびれたムーブ君に注入すれば少しは元気を取り戻してくれるのか?楽しみです。

走行距離が増えると通常のメンテナンスでは足りなくなってくる

のが機械というものです。これは止むを得ないというか機械の宿命と言うかあちこちガタが発生するのは当然で、通常のメンテナンスのほかにプラスアルファのカーケアが必要になってきます。
エンジンで言えばオイルやガソリンの燃えカスの「スラッジ」と呼ばれるドロドロしたタール状の物があちこちに付着して動作が悪くなります。また各部品同士の密閉に使われているシール(ゴムのパッキンのようなもの)類などは経年劣化と共にガソリンやオイルやエンジンの熱などによる影響で、硬くなったり縮んだりしてオイルのにじみ・漏れが発生する原因になります。
通常のオイル交換ではしつこくこびりついたスラッジは除去できないので、添加剤のようなケミカル用品の使用も考えなければいけません。本当ならエンジンのオーバーホールなどが必要なのかもしれませんが、注入するだけである程度の性能が取り戻せるのなら安上がりだし、とても楽チンですよね。

それでは我がダイハツ・ムーブのエンジンに投入!

KUREのオイル添加剤画像

匂いは普通の鉱物油+ギアオイルという感じでちょっと臭いです(笑)。粘度が結構高いようで、若干トロトロしていますね。このとろみ?のおかげでシリンダーやピストンの壁にまとわりついて圧縮が抜けにくくなるのでしょうか?
あ、写真のペットボトルは私のオイル交換時の必須アイテム名づけて「即席じょうご」です。自分でオイル交換したことある方なら分かると思いますが、オイル缶から直接エンジンにオイルを入れようとすると高確率でこぼれてしまいます。使い捨てOKな上に作るのも簡単でとても使いやすい自慢のアイデア品です
このオイル添加剤は容量180mlなんですが、オイル3Lまでは半分の量でいいみたいなので大体半分くらいを注入しますが、中身が良く見えないので適当です。しかし、軽自動車の場合だったら1本でオイル交換2回分使えるので効果しだいではかなり安上がりな添加剤だと言えます。実売価格900円くらいだとすると1回分は450円程度です。

オイル交換完了!注入後のエンジンの調子は?

オイル交換してから最初のエンジンスタートでは際立った変化は感じられず。まぁ添加剤がエンジン細部まで行き渡っていないので当然といえば当然か?
しばらくアイドリングして様子を伺ってみると、ふむエンジン音が多少静かになった気もするかな?という感じ。ただエンジンオイルも新品に交換しているので添加剤の効果だとは言い切れない。

オイルの量を確認してからテスト走行に出発。家の周りの道路を500mほど走ってみると、ある変化に気付く。
「おっ、これっていいかも」
漠然としすぎてすみません。
何が良いのかといいますと、吹けあがりが明らかに軽くなりました。レスポンスが良くなったと言うか、アクセルの踏み込み量に対してエンジンの反応も向上しています。
説明書きの「ピストンリングの汚れを落として、動作不良を解消。」「シリンダー内の圧縮力を高め、パワーを回復」の効果が現れているのか?もちろん驚くほどの変化ではないですが、車が軽くなった感じには少々感動です。
効果が体感できるくらいの変化ならきっと燃費にも少なからず好影響してくるはずです。

ついでにエンジンの音も変化があるか注意して聞いていたのですが、多少静かになったような気もする、という程度で明らかに変わったとまでは断定できませんでした。^^;

ただし、まだ注入したばかりですのでその効果がいつまで続くのか燃費に対する影響は?など、なんともいえない部分はありますが1回分¥450円ならオイル交換のたびに使ってもいいかな、と思える添加剤ではないでしょうか。

「添加剤なんて・・・」と思っていましたが、ケミカルパワー馬鹿にはできませんね

あまり大げさに書くとうそ臭いですが、値段の割には効果が体感できたので私的には満足です。エンジンオイルを新品に換えたときにレスポンスの変化が感じ取れる人ならきっと効果が体感できると思います。
このオイル添加剤は何と言っても安いのが魅力なんですが、疲れたときに飲む栄養ドリンクのような感覚で試してみると意外と効くかもしれません。
といっても私のムーブのように10万キロオーバーの車にはもっとしっかりした点検とメンテナンスが必要なのも確かです。上で書いたようにあくまでも栄養ドリンク感覚でちょっと栄養補給、ぐらいに使うのが正解でしょう。
ところで私はこのオイル添加剤をホームセンターで900円ほどで購入したのですが、購入後ネットで調べたらオートバックスのオンラインショップで数量限定ですが¥680で売っていました。初めて知りましたがオートバックスの店舗受け取りで商品を購入すると送料はいらないんですね。まぁ、オートバックスまでわざわざ行くわけですから当然といえば当然ですね。

以上でKUREのオイル添加剤「オイルシステム 多走行車用」のレビュー終了ですが、また何か気付いたことがあればまたご報告します。それではまた!!

2010.04.02 情報追加
添加剤を注入後100Kmほど走行したんですがマイカーにちょっとした変化が現れたのでご報告しておきます。
私の愛車ダイハツ・ムーブですがオイルステムシールからのオイル下がりと思われる白煙が少々出るようになってきたんです。その白煙が添加剤の効果によるものか、エンジン始動直後でもあまり出なくなりました。

ちょっと分かりづらいですが、白煙ほとんど出ていません。
謳い文句の シール性能を復活させて、オイル消費を低減の効果なのか分かりませんが、とにかく白煙減りました。
添加剤注入前の白煙の写真を撮っていなかったのが無念です。
もちろん、これが添加剤の効果だとしても根本的な解決とは当然いきません。一時しのぎではありますが、多少の効果が見込めるのが確認できたのはちょっとした収穫でした。

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「KUREのオイル添加剤をエンジンに注入!」への16件のフィードバック

  1. 我がヴィッツ1300U-L/2004年式は購入後7年10ヶ月目にして97444kmに達し、購入以来最高の吹け上がりで豪快そのものの出足です!
    燃費は高速で10.38km/l、市街地で13.1/11.75km/lと年式を考えれば優秀だと思いますがそれは96000km時にプラグを交換したことが効いているのは確実です。

  2. 愛車ヴィッツ1300U-Lのエンジンオイルに添加剤を注入したのにひき続いて、今回はCVTフルードを約1万kmぶり(正確には9807kmぶり)に交換し、下降気味だった燃費が25-30%ほど改善されたのは「地味ながら大きな収穫」だったかと思います。
    実は今日日中に千葉県佐倉市まで東関道を巡航し、途中から瞬間ごとの加速感が緩慢になりエンジン音もザ行中心からガ行の比率が増え、何より燃費が9.8km/lまで悪化した(従来は同条件で11.5-12.0km/lだった)のを見て「これはCVTフルード注入後9730km経過後の感触か」と変化を感じ取り、一も二もなくフルードを従来と全く同じ飛燕製高負荷対応型部分合成油に交換してもらったのは明白です。
    案の定、行きつけのスーパーオートバックス東雲店で従来のフルードの抜き取りを行った際に赤茶色の過度の鉄粉が含まれており、まっさらの透明の新品フルードとの間に明らかな差が見受けられました!
    交換後は加速は豪快さを取り戻し、94775kmに達した同車を15万kmまで整備して乗ろうという気を強くしましたが、yo-hei様も今度はオートマ関係の記事をアップしていただければと思います。

  3. あけましておめでとうございます。
    小生、今日昼過ぎに愛車ヴィッツ1300U-L/2004年式(94467km走行)にKURE製オイル添加剤を入れ、所用から東北道を埼玉県羽生市まで走らせて先ほど帰ってきたばかりです。
    行きの東北道では時速100km/hから上のレスポンスが注入前と比べて目に見えて鋭敏になり145km/hまで一直線、体感的にそれまでよりも10-15%パワーアップした感触でした。
    何より平均燃費が注入前の同条件における10.9km/lより優に40%改善!!!!の14.91km/lを記録し、中でも高速走行では9.25km/l変じて12.5km/lと劇的な改善ぶり、今月中旬の定期点検でCVTフルード(注入後9540km経過している)の交換を受けようものなら総平均20km/l弱もあながち夢物語とは言い切れない予感がして今後が楽しみです。

    1. 真鍋さんあけましておめでとうございます。

      今年はいよいよヴィッツの走行距離が10万キロに到達するのでしょうか?
      10万キロ越え時のレポートお待ちしています!

  4. 愛車ヴィッツ1300U-L/92495kmのエアコン作動の平均燃費は14.5km/lを記録!
    前回92100km時の10.5-11.84km/lより30-40%回復し、100000km達成時が待ち遠しい格好だ。

    1. 燃費が回復してなによりです。

      エアコン動作時で14.5km/ℓはスゴイですね。10万キロオーバーでの燃費情報お待ちしています!

  5. 愛車ヴィッツ1300U-Lはこのほど91961kmに達し、燃料タンクのKUREパワーブースターが切れたため新たに同品を購入してガソリン給油がてら注入しました。
    実は我が愛車、91634km以来平均燃費が一時的に11.84km/lまでそれまでの15-20%ほど悪化し、それがどれだけ回復するか良くも悪くも見物です。
    件の燃費悪化はガソリン添加剤を始めとするKURE製添加剤で改善されうるものか、変速機のCVTフルードの疲弊に起因するものか、どちらであるか今後様子を見ながら注目していくべきでしょうか―目下のCVTフルードは高速型の飛燕製で、メーカー純正品よりヘビーデューティー仕様の部分合成油である一方で注入後7035km経過していることもあって一定の変化が見られると推測できますが如何でしょうか。

    1. 燃料添加剤を常用されているのでしたら、添加剤による今以上の燃費アップはそれほど期待できなさそうですね。

      CVTフルード交換後7,000㌔ほどとのことなので、若干のヘタリはありそうですが燃費悪化に影響しているかどうかは判断が難しいところだと思います。
      燃費悪化が一時的なものなら良いですが、9万キロオーバーの走行距離を考えると少し心配ですね。

  6. 小生、ヴィッツ1300U-L/91385kmにまたがって昨日は母校の文化祭に出かけて来ましたが、行きはエアコンオンで時速40-50km/hの幹線道路巡航においてレーダー探知機ディスプレイは度々34km/l~43km/lを表示し、重度の渋滞にも拘わらず平均16.5km/lを記録しました。
    それ以上に驚かされたのは帰路、今度はエアコンOFFでしたがレーダー探知機ディスプレイによれば滑走させてまさかの100km/l!!!!、それでなくとも56-68km/lを示すことも珍しくなく平均23km/lでした。
    同数値はメーカーの10モード燃費データ21.5km/lを上回り、もうすぐ10万kmという老朽車であることを忘れさせるデータで頬にデコピンを与えたほどです―立派に痛かったです!

    1. 10万キロを目前に依然としてお車の調子を維持されているのは素晴らしいですね。

      何か特別なメンテナンスはされているのでしょうか?気になります。 

  7. 小生、昨日愛車ヴィッツ1300U-L/2004年式のオイル交換を3003kmぶりに行い(この時点で走行距離は90465km)、今日午後に関越道で走行テストを行って来ましたがそのゴムのように粘るエンジン(時速150まであっという間!)とは裏腹に高速・市街地入れて平均9.8km/l、中でも市街地に限れば9.4km/l!!!とエアコンOFFにも拘わらず史上二番目に悪かったです。
    そこでコンビニの駐車場でトランクからKURE製オイル添加剤を取り出して一本まるごとオイルに混ぜ、復路でテストした所なんとクーラー全開にも拘わらず14.72km/l総平均まで回復、区間によっては16.72km/lを記録するほどでした。因みに交通量は注入直前の9.4km/lと同じ中程度の渋滞で国道254号も共通です。
    一瞬我が目を疑いましたが車載のレーダー探知機ディスプレイを信じて、さすがKUREオイルシステムと感服させられるのと同時にこうした多走行車にはいかに同添加剤がmustであるか思い知らされたものです!
    byヴィッツ1300U-L/2004年式(90566km走行)所有

    1. >>真鍋さんおはようございます。

      多走行車用の添加剤というだけあって、へたったエンジンには思いのほか効果があるのかもしれませんね。
      真鍋さんの検証で明らかなように即効性が高いのがこの添加剤の特徴と言えそうです。

  8. 先日愛車トヨタヴィッツ1300U-Lの車検を受け、エンジンオイルを交換したのを機に再びKUREフューエルシステム多走行車用を入れました。
    87610km時に同品を入れ、今日先ほど野暮用がてら東北道で走行テストを行いましたが最新鋭レーダー探知機(ユピテル製)のディスプレイが示したデータによれば時速164km/h(レーダーGPS補正値)達成時にはエンジン回転は5920回転、スロットル開度は80%でまだ20%の余裕あり、エンジン自体は24%の余力を残しているという結果でした!何より100%クーラー作動+高速で高負荷+市街地の重度の渋滞という過酷な条件下でなお、平均10.5km/lを記録(レーダーディスプレイ値)、ベストでなんと44km/l!!!!!を記録したのは添加剤様々ではないかと思います。
    なんといっても、外気温35°Cの中をクーラー全開にして実測158km/hまでグイグイ加速していくその様は、このKURE製添加剤が安価でありながらも決して眉唾ものではないことの証左であり、なおかつヴィッツそのものの耐久性を物語る物でもあり、目下87923kmを迎えた同車を次の車検まで乗り、120000km達成が心から楽しみに思えてなりません!!

    1. 真鍋清さんこんにちは。

      お車お元気そうでなによりです。詳細なレポートが素晴らしいです。

      私の愛車「ムーブ」はKUREフューエルシステム多走行車用の注入で多少元気は取り戻したものの、どうやら限界が近づいてきているようです。

  9. 小生も先ほど、愛車2004年式ヴィッツ1300U-L/86245km走行に同品を注入しました。
    添加剤注入直後は、気持ちエンジンが静かになったかな?という程度で目立った違いは現れませんでした。
    しかし注入後200km程度走ったあたりを境に、0-80km/hの加速レスポンスが凶暴なほど強力になっただけにとどまらず、100-140km/hの加速タイムが注入前よりも1secはフルに短縮され、何より瞬間ごとの加速感にパンチが生まれたのは大きな発見だと思います。
    これは逆に、我が愛車の場合購入以来常に高負荷で乗ってきたこともあり、エンジンルーム内のスラッジやカーボンの堆積量が飛び抜けて多かったことを物語っているのと同時に、そうした汚物がいかに燃焼効率を落とすかの恐ろしさの証拠なのではないでしょうか。

    1. 真鍋清さんコメントどうもありがとうございます。

      こんな中途半端なレビューに反応してくれる人がいるとは思いませんでした。感謝します^^
      添加剤の効果が感じられたとのことで何よりです。添加剤の注入でスラッジ等堆積物を分解できればエンジンの負担も軽くなるのでしょうが、いかんせん私の車もエンジン内部はかなりお恥ずかしい状態になっていますので、この価格帯の添加剤では限界かな、と思っています。

      ただ、安くてもそれなりに効果が現れてくれるのは嬉しいですし、これに懲りずにまた安価な添加剤を試してみようとは思っています。

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